あなたの症状は?

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  • その他
  • 至急の受診が必要なもの
耳

耳が痛い

急性中耳炎か外耳炎が考えられます。急に痛くなったり、高熱が出ることもあります。

耳だれが出る

慢性中耳炎の場合、繰り返すことがあります。なかなか止まりにくい場合は、手術が必要なこともあります。

難聴、耳鳴、耳が詰まった感じ

急性中耳炎でもこのような症状は出ますが一番問題になるのは突発性難聴です。治療は早ければ早いほど良く1週間以内がベストです。2週間以上経過すると治らなくなることもあるので注意が必要です。難聴が自覚的になくても耳の違和感がある場合、聴力が低下していることが多々あります。早めに聴力検査をしてください。
以前から難聴がある場合は飲み薬では効果がなく補聴器が必要なこともあります。耳鳴は原因がはっきりわかりません。考えられている原因に対して薬を処方していますが変わらないことがほとんどです。炎症に関しては急性中耳炎、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、真珠腫性中耳炎などがあります。

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鼻

鼻水が出る

主には風邪症状、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などがあります。熱がない場合は風邪とアレルギーとの区別がつきにくいことがあります。医師に症状をはっきり伝えてください。

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咽喉頭

のどが痛い

多くの場合は風邪の症状からくる咽喉頭炎です。高熱ならば扁桃炎を疑います。まずは抗生剤、消炎鎮痛剤などの内服治療です。内服で改善しない場合は点滴が必要なこともあります。重症化すると扁桃周囲膿瘍になって窒息することがあります。
他には、急性喉頭蓋炎など急激に呼吸する部位が腫れ死に至ることもあります。尋常じゃない痛み、含み声、水も飲めないなどは要注意です。早めの検査、治療をお勧めします。

のどの異物感

ほとんどの場合は咽喉頭異常感症(何も問題がないが異常に感じる)です。実際に問題がある方が少ないですが、逆流性食道炎やアレルギーでなる場合もあります。これらの場合は症状が長く続くことが多いです。ただ注意が必要なのは喉頭癌、下咽頭癌などの悪性のできものが隠れていることもあるので喉頭ファイバーなど精密検査が必要になります。気になる方は早めに受診してください。喉頭癌も声帯にできる場合は声がかすれるなどの症状がありますが症状がない場合も多く、気づいた時には手遅れの場合もあるので喫煙、アルコールなど長年にわたって続けている方は一度診てもらっても良いかもしれません。

咳、痰が出る

耳鼻科的には副鼻腔炎で鼻水がのどに流れて症状が出る場合があります。呼吸器の病気でも同様の症状があり長期に続く場合は呼吸器内科、耳鼻科両方の受診をお勧めします。血痰に関しては痰に血が混じる程度であれば特に問題はありません。大量に血の塊を吐いたり鮮血が出る場合は肺癌や、食道の病気も考えられます。

声がかすれる

一般に風邪やのどの炎症で起こることが多いですが、長期間ならば声帯ポリープや喉頭癌などの可能性があります。明らかに声がおかしい状態が続くようであれば受診されることが望ましいです。声帯が麻痺した場合も声がかすれますが、いずれにしても精密検査が必要になります。年齢的に声帯がやせてしまって声が出にくい場合もあります。

首のしこり、頸部(首の)圧迫感

この症状が起こる病気は甲状腺腫瘍などが考えられます。他には、癌などのリンパ節転移(痛みを伴わない)、リンパ節炎(痛みを伴う)などがあります。精密検査(エコー、CTなど)が必要になります。特に痛みを伴わなくてかたい場合は要注意です。早めの受診をお勧めします。

舌が痛い

口内炎、舌癌などがあります。軟膏などの薬で改善しない場合や長引く場合は癌を疑います。

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めまい

めまいがする

ぐるぐる目がまわるだけでなくふらつくのもめまいです。回転性のめまいは内耳から来るものが多いです。めまいが起こる病気は非常に多く、診断がとても難しいです。診断が難しいのは頭、耳から来るもの以外に肩こり、ストレス、自律神経失調からでも症状が出るからです。基本的には頭でなければこわいものはないです。
危険なめまいはそれ以外に手足がしびれる、ろれつが回らない、激しい頭痛、意識がなくなるなどです。めまいは血管が細くなって血流が悪くなったり脳梗塞などで起こることがあります。気になる方はCT、MRIなどの検査をお勧めします。めまいを起こす代表的なものは良性発作性頭位めまい症、メニエル病などがあります。

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その他

頭が痛い

眼の周囲などが痛い場合は副鼻腔炎を疑います。頭痛も数多くの種類があり、めまいでも症状がでることがあります。それ以外の場合は神経内科、脳神経外科の診察が必要なこともあります。

ほっぺたが痛い、歯が痛い

急性副鼻腔炎が考えられます。抗生剤の内服で様子をみますが重症な場合はほっぺたが赤く腫れ上がったり目が見えにくい、物が二重に見えるなどの症状が出ることもあり、緊急手術が必要なこともあります。

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至急の受診が必要なもの

急になった難聴

突発性難聴、メニエル病、低音障害型難聴の可能性があり、できれば1週間以内、遅くても2週間以内の治療が望ましく、それを過ぎると治らなくなることがあります。

めまい

手足がしびれる、ろれつが回らないなどの症状がある場合は、早急に神経内科、脳外科などの受診をお勧めします。

唾液が飲めないほどののどの痛み

急性喉頭蓋炎や扁桃周囲膿瘍の可能性があります。前者の場合は窒息のおそれもあり一刻を争います。扁桃周囲膿瘍なども、悪化すると首に膿が溜まり呼吸をする部位を圧迫したりすることがあり、命に関わることがありますので早めの治療が必要です。

頚部の腫れ、発赤

首に膿が溜まり呼吸をする部位を圧迫したりすることがあり、窒息の危険があります。早めの受診をお勧めします。

目が見えにくい、物が2重に見える

急性副鼻腔炎が考えられ、放置すると失明の恐れがあります。上記の症状ある場合は早めに受診し、24時間以内に手術しないと改善しない可能性があります。

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